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今日から使える! Webtoon着彩で役立つ「アニメ塗り」の基本を徹底解説

Webtoonはフルカラーが特徴ですが、具体的にどのような手法で着彩しているかご存じでしょうか?

作品によってさまざまですが、代表的なのが「アニメ塗り」と呼ばれる手法です。「パキッとした立体感」と表現されることも多く、見やすくメリハリのある仕上がりになるのが特徴です。

Webtoonで着彩に関わりたいなら、ぜひ覚えておきたいアニメ塗り。この記事では、Webtoonでよく使われるアニメ塗りの基本から、実践的なコツまで丁寧に解説していきます。

1. アニメ塗りとは?

【引用】かたわれ令嬢が男装する理由

アニメ塗りとは、ベースカラーの上に影色を1色重ね、境界をはっきりと表現する塗り方のことです。例えば肌をアニメ塗りする場合は、ベージュのベースカラーの上に影色を加えていきます。多色使いやグラデーションをあまり用いないため、メリハリのある仕上がりになります。

アニメ塗りは、その名の通りアニメ制作の現場から生まれた着彩手法です。膨大な枚数のセル画を制作する必要があったため、使用する色数を抑えて作業効率を高める工夫として発展しました。

効率化のために生まれた手法ですが、見栄えの良い立体感やキャラクターの視認性に優れていることから、現在ではイラスト制作における基本的な着彩手法として広く定着しています。

なぜWebtoonでアニメ塗りが使われるのか?

Webtoonでアニメ塗りがよく使われる理由は、「スマホ画面との相性の良さ」と「作業スピードの速さ」の2つです。

まず、スマホの小さな画面で読まれるWebtoonでは、コントラストがはっきりした表現の方が読みやすくなります。そのため、メリハリのあるアニメ塗りは非常に相性の良い手法です。

また、プロの制作現場では着彩作業にスピードが求められることも少なくありません。効率よく作業できるアニメ塗りは、その点でもWebtoonに適しているといえるでしょう。

Point!
見やすさと作業スピードを両立できるアニメ塗りは、Webtoonにぴったりの着彩手法です!

2. アニメ塗りのポイントは「影」の使い方!

ここからは、アニメ塗りを活用するための実践的なポイントを解説していきます。

アニメ塗りで最も大切なのは、影の使い方です。「影をどう入れるか」「どのような色の影を選ぶか」といったポイントを押さえれば、初心者でも十分に形になります。一つずつ見ていきましょう。

①陰影の捉え方

アニメ塗りの極意は、どこまでが光でどこからが影なのか、その境界を見極めることです。この境界を理解していないと、「どこに影を塗ればいいの?」と迷ってしまいます。

コツは、まず光源を設定し、光がどの方向から当たるのかを明確にすることです。

上図は、人体の正面から光が当たっている設定です。光が当たって明るくなっている部分と、影になって暗くなっている部分の違いが見えてくるでしょうか。この境界を把握し、影となる部分に色を入れるのがアニメ塗りの基本です。

構造が複雑な人体でいきなり練習すると混乱しやすいため、まずは立方体や球体などのシンプルな形状で考えてみましょう。

立方体(面で捉える)

最も分かりやすいのが、立方体を使ったトレーニングです。黒と白の2色だけで表現されていますが、光が当たっている面は白く、影になっている面は黒くなっていますね。

このように立方体は、光が当たる面・側面・影になる面を明確に分けて考えられるため、光と影の境界を捉える感覚を養うのに最適です。影になる面をバケツツールで塗りつぶすような感覚で、アニメ塗りの練習をしてみましょう。

球体(曲面を捉える)

立方体に慣れたら、球体でも練習してみてください。境界線がカーブを描くため少し難しくなりますが、その分よいトレーニングになります。

ポイントは、滑らかな曲面であっても「ここから影」と思い切って判断することです。アニメ塗りは光と影の境界をはっきりと見せることで、パキッとした立体感を表現します。中途半端にぼかしてしまうのではなく、自分の観察を信じて明確な境界線を引き、影を入れてみてください。

Point!
影の入れ方がアニメ塗りのポイント! まずはシンプルな形状から練習を。

②影の色の選び方

影というと黒やグレーを使いがちですが、Webtoonのアニメ塗りではあまり使われません。

極端に暗い色を使うと画面全体がくすんでしまい、フルカラーならではの華やかさが損なわれてしまうためです。

【引用】俺だけスーパーヒーロー

プロの現場では、ベースカラーに対して色相を少しずらした色を影として使うことがよくあります。例えば肌の影であれば、ベージュのベースカラーに対して赤みやオレンジみを加えた色を選び、見栄えが良くなるように調整します。

こうすることでキャラクターの血色が良く見え、スマホでの視認性も向上します。これが、色相をずらした影色を使う大きなメリットです。

【引用】プトロ

また、背景の色味に合わせて影色を選ぶのも効果的です。例えば夕方のシーンなら赤みのある影、青空の下なら青みのある影を選ぶと、キャラクターと背景が自然になじみます。

Point!
ベースカラーから少しだけ色相をずらした色を影に使おう!

③応用編:影にキャラクターの感情を乗せる演出

ここではアニメ塗りの応用として、影の使い方でキャラクターの感情を表現する演出を紹介します。

読者の視界に真っ先に飛び込むのは色です。色や影に演出を加えることで、読者の第一印象をコントロールしやすくなります。

【引用】傷だらけ聖女より報復をこめて

アニメ塗りは境界をはっきりさせるのが基本ですが、あえて境界をぼかす表現もあります。

この手法を使うと画面に不安定さが生まれ、キャラクターの不安や迷いといった感情を視覚的に表現できます。色味は、彩度を抑えた青系を使うのがおすすめです。

「頼れる仲間がおらず孤独を感じている」「重大な決断を前に迷っている」といったシーンで活用してみてください。

【引用】お求めいただいた暴君陛下の悪女です

反対に、境界線を極端にはっきりさせ、肌と影のコントラストを強めるとどうなるでしょうか。

この場合は、力強さや緊張感、迫力を演出しやすくなります。上の画像のように、勝負どころや緊迫した場面をより印象的に見せられます。大逆転の熱いシーンであれば、影に赤系の色を取り入れるのも効果的です。

Point!
キャラクターの感情も塗りで表現できる! 境界や影色の使い方を工夫してみよう。

3. 着彩にこだわるならレイヤー管理を徹底しよう!

アニメ塗りに限った話ではありませんが、着彩作業を行う際はレイヤー管理を徹底することが大切です。レイヤー管理が適当だと作業が雑になりやすく、修正にも時間がかかってしまいます。効率よく作業を進めるためにも、日頃から整理を意識しましょう。

アニメ塗りの場合は、キャラクターごとに乗算レイヤーを用意し、そのレイヤーで影を塗る方法がおすすめです。肌や服の影を同じレイヤー上で塗り進め、必要に応じて色調補正で調整していきます。

この方法であれば作業スピードを維持しやすく、レイヤー数も増えすぎないため管理がしやすくなります。制作現場ではスピードと修正対応のしやすさが求められるため、こうしたレイヤー管理の工夫も重要なテクニックの一つです。

4. まとめ

アニメ塗りは、シンプルだからこそ「どこに影を置くか」「どのような色を選ぶか」といったセンスが作品の仕上がりに大きく影響する技法です。

まずは立方体や球体などの基本図形を使いながら、光と影の関係を理解するところから始めてみましょう。

ぜひアニメ塗りを身につけて、プロの現場でも活躍できるWebtoon着彩クリエイターを目指してください!

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