仕上げ

  • 初級

“エフェクト映え”を狙う! Webtoonで悩みがちな「エフェクトの置き方」セオリーを解説!

「エフェクト素材の種類は分かってきたけれど、コマ内のどこにどう置けばいいか迷ってしまう…」とお悩みではありませんか?

縦スクロール&フルカラーが特徴のWebtoonにおいて、エフェクトは作品の迫力やキャラクターの感情を伝える強力な武器です。しかし、闇雲に配置しても画面が散らかってしまうばかりで、かえって読みづらくなることも珍しくありません。

エフェクトは、効果的に置いてこそ真の力を発揮する武器です。この記事では、エフェクトの配置に迷っている初心者の方に向けて、基本となる配置セオリーを分かりやすく解説します!

1.エフェクト配置でやってはいけない2つのNG

まずは、エフェクト配置において絶対にやってはいけないNG行動を押さえましょう。

NG①エフェクトでキャラクターを隠してしまう

エフェクトとは、キャラクターや状況を強調し、ストーリーを盛り上げるためにあります。

どんなに綺麗でエフェクトを描き込んでも、盛り上げるためのキャラクターの表情やアクションを隠してしまっては意味がありません。読みづらくなるのはもちろん、Webtoonとして成立しないという最悪の事態もありえます。

【引用】5度目の政略婚は、私を憎むあなたと

こちらは光や花びらのエフェクトをたっぷり使いながらも、キャラを隠すことなく仕上げている好例です。どこまでいってもエフェクトは「脇役」であり、キャラクターやストーリーといった「主役」の邪魔をしてはいけません。その邪魔にならない置き方をこの記事で学んでもらいます。

②エフェクトを使いすぎて読みづらくなる

エフェクトの扱いに慣れてくると、ついすべてのコマを派手に飾りたくなります。しかし、エフェクトの使いすぎもNG行動です。

エフェクトを多用するとすべてのコマの情報量が多くなり、本当に見せたいシーンが埋もれてしまいます。画面がうるさいので読者も疲れやすくなり、離脱の原因にも。

【引用】2周目の大魔導士は近接魔法で無双する

静かな会話シーンではエフェクトを控えめ、あるいは一切使わないようにします。その分、見せ場ではエフェクトの密度を引き上げて画面をド派手に。このメリハリを意識しましょう。

Point!
エフェクトは演出の一環! 主役を映えさせるための道具だと忘れないように!

2. Webtoonではこの5種類をマスター! 種類別エフェクト配置TIPS

エフェクトは種類ごとに配置のセオリーがまったく異なります。例えば、スピード感を出すための効果線エフェクトと爆発のエフェクトを同じように置いても効果は発揮されません。「自分が使いたいエフェクトはどんなタイプなのか?」「そのタイプはどう置けばいいのか?」の2点を押さえましょう。

ここでは、Webtoonでよく使われる5種類のエフェクトをピックアップして「こう置けば失敗しない!」という配置のコツを解説します。

①スピード線は「進行方向」に合わせる

【引用】100の魔石の大賢者

キャラクターが走っている様子や戦っている動きを強調するスピード線は、動きを表現するエフェクトとして非常によく使われます。これの使い方ひとつで作品全体のテンポや緊張感が大きく変わるので、特にアクションジャンルに挑戦したい人は絶対に押さえておきましょう。

スピード線は、キャラクターが動く向きやカメラの流れといった「進行方向」に合わせて配置するのがポイントです。ずっこけるシーンなら、上から下へ縦方向にスピード線を走らせて動きのベクトルに合わせます。

コツは、動く方向に向けて少しずつ線を細くしていくことです。対象物(上の画像では主人公)が線に沿って動いた印象が際立ち、スピード感が大きく上がります。

②衝撃や爆発は中心点から広がるように

【引用】お求めいただいた暴君陛下の悪女です

衝撃や爆発を表現する衝撃系のエフェクトは「中心点から外側に向けて膨大なエネルギーが広がっていく」イメージで置きます。実際に爆発の動画を見ると分かりますが、衝撃は膨れ上がるように拡散するものです。ドームのような広がりを意識するだけでリアリティがアップします。

まずは、爆弾・パンチが決まった箇所・落下でぶつかった地面など、インパクトの発生点に設定します。そこから円形や放射状へ広がるように素材を配置すると、迫力がダイレクトに伝わりますよ。

③煙エフェクトは画面から浮かないように置く

【引用】『神の適合者〜ゴッド・オブ・インフェクテッド〜』

爆発や砂ぼこりを際立たせる煙エフェクトは、ジャンルを問わずよく使われる演出です。しかし、画面に馴染みづらい欠点があり、適当に使うと浮いて見えてしまいます。

そんな時は、キャラクターの足元や人物と背景の境界線上に置く意識を持ってください。これだけで煙が画面に馴染みやすくなります。

④光やオーラは「見せたい」の周囲にちりばめる

【引用】傷だらけ聖女より報復をこめて

光やオーラといった輝くエフェクトを使うと、読者の視線はそこに自然に向かいます。なので、光エフェクトは読者に見てもらいたい箇所に散りばめると効果的です。

画像のように、顔の周りに「キラキラ」とした光エフェクトを配置すれば、キャラの明るい表情を引き立てつつ視線誘導もこなす一石二鳥の演出になります。

【引用】見返りは求めていなかった

また、光らせたいシルエットを囲むように淡めの光を配置し、大切な場所だけ強く光らせる置き方もおすすめです。光の強弱が、画面に立体感を生み出します。

⑤パーティクルは「前景・中景・背景」で奥行きを出す

【引用】100の魔石の大賢者

パーティクルとは「粒子」を意味する言葉で、マンガやアニメではキラキラした粒子を画面に散らすエフェクトを指します。Webtoonでは少女漫画らしいロマンスファンタジーでよく使われ、光エフェクトのような視線誘導もこなせるのが特徴です。

パーティクルの配置は、前景(キャラクターの前)・中景(キャラクターと同じレイヤー)・背景(キャラクターの後ろ)の3つのレイヤーに分けて考えます。上の例では花のイメージ背景と共に前景と背景にそれぞれエフェクトを置いていますね。こうすると画面に奥行きが生まれ、見栄えがぐっと良くなります。

Point!
エフェクトは演出の要! 適切な置き方で効果を倍増させよう

4.まとめ

主要なエフェクトの配置セオリーを見てきましたが、大切なのは「なぜ、この配置が正しいのか?」まで考える姿勢です。セオリーに疑問を持って取り組み続ければ、自ずとエフェクトが持つ役割への理解が深まり、自分なりのやり方を見つけるきっかけになります。

たかがエフェクト、されどエフェクトです。ぜひ使いこなして、ゴージャスかつ読みやすいWebtoonを目指しましょう!

Webtoon制作のお悩み、大募集!

制作中の疑問や、タテラボ!で取り上げてほしいテーマを募集しています。

お悩みを投稿する