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構図被りを撲滅! Webtoonアクションで今すぐ使える「構図テンプレ」8選を理由付きで解説 

「アクションシーンを描きたいけれど、いつも同じような構図になってしまう……」

そんな悩みはありませんか? 迫力や動きが大切なアクションシーンですが、それを意識しすぎると表現の幅が狭まり、構図が似通ってしまいがちです。Webtoon初心者の壁ともいえるでしょう。

構図のマンネリを防ぐには、「アクションで使える構図テンプレ」を複数覚えるのが効果的です。シーンに応じて組み合わせを変えるだけで、多彩で魅力的なアクションシーンが描けます。

今回は、アクションシーンですぐに使える構図テンプレを紹介します。「なぜこの構図が良いのか?」という理由も含めて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

1. タテの流れを活かした「落下・上昇」構図

Webtoonのアクションシーンで構図が似てしまう理由として、スマホ画面という横幅の制約が挙げられます。一般的なマンガと比べて横幅が狭いため、使える構図が限られてしまうのです。

そこで発想を転換し、Webtoonならではのタテの流れを活かせる「落下・上昇」構図を覚えてみましょう。

① 高低差で読者を圧倒するスケール感を出す

タテに長いWebtoonでは、上下の空間を最大限に活用する構図が基本にして王道です。

「キャラクターがビルから飛び降りる(落下)」「敵を空中に蹴り上げる(上昇)」といったシーンは、画面をまたぐほど長く描くことで、読者にスケールの大きさを伝えられます。

【引用】???ランクの裏装備無双

まずは、「こんなに長く描いていいの?」と自分で思うくらい、タテに長い構図を練習してみてください。

② 臨場感を高めるパースの極端な圧縮

「落下・上昇」構図の応用として、パースを大胆に圧縮するテクニックも押さえておきましょう。

【引用】100の魔石の大賢者

例のように、落下するキャラクターを上から見下ろす際、手前にある足元を極端に大きく描き、背景に向かって急速に小さくなるように遠近法で強調します。こうすることで、画面に吸い込まれるような奥行きと高さが生まれ、臨場感が大きく向上します。これがパース圧縮の効果です。

この構図は落下だけでなく、「拳を突き出す」「遥かな空中へジャンプする」といったシーンにも応用できます。ぜひ覚えてください。

Point!
タテ長の画面を活かす「落下・上昇」構図を覚えよう!

2. コマ割りにとらわれない「シーケンス構図」

あえてコマで区切らずに一連のシーンを描くダイナミックな構図も覚えておきましょう。ここではシーケンス構図」と呼んでおきます。その利点を理解しながら、作品づくりに取り入れてみてください。

① ひとつのシーンに攻撃の軌跡を描く

例えば、剣を振るシーンで「振りかぶる」「振り下ろす」「斬る」の3つのアクションを描くにはどうすればよいでしょうか? それぞれに1コマずつ使う方法もありますが、Webtoonでは1つの長い背景の中に攻撃の軌跡をまとめて描くのも有効です。

【引用】2周目の大魔導士は近接魔法で無双する

いかがでしょうか。絵は止まっているのに、まるでアニメーションのような滑らかさが感じられるはずです。これが「シーケンス構図」の利点の一つです。コマで区切らずにキャラクターの動きの軌跡をまとめて描くことで、スクロールとともに動きを追体験できる仕掛けになっています。

② キャラクターが突き進む場面はコマを「破壊」して下方向へ

「敵に突撃する」「危険な場所から脱出する」など、キャラクターが強い意思を持って突き進むシーンでは、動きを画面の下方向へ向かわせるのがポイントです。Webtoonは上から下へスクロールして読むため、キャラクターの進行方向を下に設定すると、読者の視線の動きとシンクロし、没入感が高まります。

【引用】100の魔石の大賢者

この場合も、コマの枠線を突き破るシーケンス構図が効果的です。例のように、力強さや迫力をより強調できます。

Point!
コマの概念にとらわれない「シーケンス構図」を覚えよう!

3. 視線誘導を意識した構図

動きの激しさやトリッキーさを演出したい場合は、意識的に読者の視線を左右に振る「視線誘導」を心がけましょう。常にスクロールするWebtoonには、視線が上から下への一方向に固定されやすい特性があります。構図を工夫して視線を左右に散らすことで、心地よいリズムが生まれ、読みやすさが大きく向上します。

ここでは、読者の視線を効果的に誘導できる構図を2つ紹介します。

① Webtoonの視線誘導の王道「S字ライン」

Webtoonでは、キャラクターを左右に配置し、ジグザグに読ませる「S字ライン」による視線誘導をよく使います。もちろんアクションシーンでも有効です。

【引用】2周目の大魔導士は近接魔法で無双する

例のように、キャラクターやフキダシをジグザグにつなぐことで、単調な上下移動に変化をつけられます。読者の視線を縫うように誘導できるため、戦闘の激しさやトリッキーな動きを表現しやすいのがメリットです。エフェクトや描き文字を視線誘導に活用するのもよいですね。

② 画面を斜めにぶち抜く「対角線カット」

スクロール方向に対して水平・垂直に画面を構成するのがWebtoonの基本ですが、重要な場面では、あえて斜めにぶち抜く「対角線カット」に挑戦してみましょう。

それまで水平・垂直が続いていた画面構成を一気に崩すことで、不安定さが強調され、不穏な空気や緊張感を演出できます。「敵がパワーアップした」「次の一撃で勝負が決まる」といったシーンで有効です。

【引用】ターフ・ヒーローズ~クラリティドット~

斜めの構図の中に上下関係を作るのもいいでしょう。上の例は、競馬が題材のWebtoonでのワンシーンです。レースで1着を争う瞬間を描いていますが、なんとなく上にいる女性のほうが有利に見えませんか? 物語の中でも、女性はレースの本命と呼ばれており、男性はチャレンジャーだったりします。

このように位置的に上下を作ると、上にいる側は有で下にいる側は不利という印象を与えられます。「敵がパワーアップした」「主人公が挑戦者」といった状況では、敵を上に配置する構図を意識してみましょう。

Point!
読者の視線の動きを考えれば、自ずと読みやすい構図が導き出される!

4. 心理や衝撃を演出する「クローズアップ」構図

アクションシーンでは動きを見せようと引きの構図を使いがちですが、その意識がワンパターン化を招きます。

むしろ、場面によっては特定のパーツや物にカメラを寄せるクローズアップ構図の方が、はるかに効果的です。ここでは例とともに構図を紹介します。

① 踏み込む足や見開いた瞳などの「パーツ」をアップにする

戦うキャラクターの体の一部や武器にカメラを寄せると、単調さを解消できるだけでなく、さまざまな情報を読者に伝えられます。

【引用】俺だけスーパーヒーロー

こちらの例では、敵の見開いた瞳をクローズアップすることで、「敵が主人公を見失い驚いている」という情報を視覚的に伝えています。直後に登場する攻撃寸前の主人公への前振りにもなっていますね。

クローズアップに使えるパーツは他にも多くあります。踏み込む足元や、青筋が立つほど強く握り込まれた拳であれば、次の一撃が強力であることを予感させられます。

「このパーツにカメラを寄せれば、どんな印象を与えられるか?」を普段から考えて自分なりに整理しておくと、構図を考える際に迷いにくくなるのでおすすめです。

② クローズアップを連続させて「溜め」を表現する

応用として、見せ場となるアクションの直前にクローズアップ構図を連続させる手法もあります。

【引用】100の魔石の大賢者

上の例では、「味方が敵の攻撃を華麗に回避する」という見せ場の前に、複数のクローズアップを挟んでいます。強烈な一撃が繰り出される直前の一瞬を強調し、一種の「溜め」を生み出しているのです。
このようにクローズアップを連続させると緩急が生まれ、決めゴマのインパクトが強調されます。ただし、多用するとくどくなってしまうため、重要なシーンに絞って使いましょう。

ちなみに、上の例は他にも「コマをS字に配置する」「決めゴマでパースをつけて臨場感を出している」など、この記事で紹介したテクニックを複数盛り込んだハイレベルなページです。非常に参考になる実践例ですので、ぜひ参考にしてください。

Point!
クローズアップを織り交ぜることで、情報整理や「溜め」の演出が可能になる!

まとめ

アクションシーンですぐに使える構図例を、理由とともに紹介してきました。最後に振り返ります。

  • タテの流れを活かす「落下・上昇」構図

  • コマ割りにとらわれない「シーケンス構図」

  • トリッキーな「視線誘導」構図

  • 心理や衝撃を表現する「クローズアップ」構図

ネーム作成中に「マンネリだな……」と感じたら、今回紹介した構図を試しにそのまま取り入れてみてください。さまざまな構図に慣れていくことで、やがて自分で自在に構図を組み立てられるようになります。そうなれば、ワンパターンなアクションから抜け出せるはずです。

ぜひ、本記事の構図テンプレを活用して、魅力的なアクションシーンにチャレンジしてみてください!

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