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構図被りを撲滅! 会話シーンのマンネリを打破する「構図テンプレ」8選

Webtoon制作で多くの人がぶつかるのが、「会話シーンが地味になってしまう」という悩みです。どうしても顔のアップが続いてしまい、画面が単調になって読者に飽きられる……そんな「マンネリ」は、多くの初心者が通る道です。

スマホの狭い画面で読むWebtoonでマンネリを打破するには、構図を工夫して画面にリズムをつけるのが一番です。ですが、会話シーンの構図なんてたくさん思いつかないですよね。

そこで今回は、日常会話ですぐ使える構図パターンを、「なぜ使えるのか?」も含めて解説していきます。プロの作品を例に分かりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. カメラの距離や角度を変えてみよう

最初に試してほしいのが、カメラの距離や角度を変える手法です。日常会話が単調に見えるのは、正面かつバストアップを繰り返してしまうから。バストアップの合間に、違う角度や距離の構図を入れるだけで、印象はぐっと変わります。

① 肩越しに話者を映す「ショルダーショット」

【引用】禁忌の子

聞く側の肩を手前に大きく描き、その向こう側に話す人を映す「ショルダーショット」は、画面に自然な奥行きが生まれます。2人の位置関係も分かりやすくなり、読者の混乱も防止できる一石二鳥の構図です。

② 心理的な距離感も表現できる「引き構図」

【引用】お求めいただいた暴君陛下の悪女です

キャラクターの全身と周囲の景色を映す「引き構図」を挟むのも効果的です。「今、キャラがどんな場所にいるのか」を読者に思い出させることができるため、情報の整理にも使えます。

また、遠いカメラからキャラを客観視する引き構図は、読者に「なんだか遠い」という印象を与えます。「会話している2人がそれぞれ隠し事をしている」「気まずい雰囲気」などの心の距離感も表現できますので、ぜひお試しください。

③ 対立的なイメージが強い「サイドプロファイル(真横)」

【引用】100の魔石の大賢者

キャラが対立している感じを出したい時は、真横からカメラを向ける「サイドプロファイル」がおすすめです。互いが向かい合う画面になるので、意見のぶつかり合いやすれ違いを分かりやすく表現できます。より激しい対立を演出したいなら、火花や雷のエフェクトを加えるのもよいでしょう。

Point!
カメラの角度や距離を工夫するだけでマンネリは打破できる!

2. あえて顔を映さず描く

会話シーンは口が動くのでなんとなく顔を映したくなりますが、時には顔を描かない判断も大切です。むしろ、顔を映さないカットを入れて、キャラの感情を際立たせるテクニックもあります。具体的に何を描けばよいかを見てみましょう。

① 手の動きを描いてセリフと異なる感情を見せる

【引用】余命3ヶ月のサレ妻

セリフは冷静でも、机の下でギュッと拳を握りしめていると、怒っているように感じますよね。このように手元を描くと、画面に変化が生まれるだけでなく、言葉にならないキャラの本音を表現できます。

他にも、「お茶をティースプーンでかき混ぜる手元→緊張をほぐそうとしている」「スマホをいじっている手元→会話が退屈」といったパターンも考えられます。

② 歩きながらのセリフなら足元のカットを入れる

【引用】君主様に胸やけ

歩きながらの会話であれば、足元のカットを挿入するのが定石です。上の画像では、会話の途中に新しい人物が現れたことが足元のカットとセリフで表現されています。

重要なセリフの直後にピタリと足が止まる瞬間を映せば、言葉の重みを感じさせる演出も可能です。

③ 環境描写(インサート)で間を作る

【引用】無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません

窓の外の空、揺れるカーテン、時計の針……こうした風景や小物を挟んで間を作る手法を、「環境描写(インサート)」と呼びます。

一コマだけでも会話の主体(キャラ)からカメラが離れると「間」が生まれ、読者がひと息つくタイミングになります。会話のテンポを整える効果もあるので、画面がマンネリだと感じたら、インサートを挟んで調整してみてください。

Point!
「会話」=「顔」ではない! パーツや小物を映す工夫を!

3. Webtoonならではの「上下の動き」を活かす

Webtoonならではの「上下の動き」を構図に取り入れると、単調だった会話シーンが一気にプロのような見栄えになります。前の2つと比べると少し難しいですが、Webtoon作家として上達したい人は、ぜひ挑戦してみてください。

① 構図に高低差を取り入れる

日常会話といっても、話している2人の立場が対等とは限りません。上司と部下だったり、いじめっ子といじめられっ子だったりと、人間関係にはパワーバランスが存在します。それをシンプルに表現できるのが、高低差を使った構図です。

【引用】傷だらけ聖女より報復をこめて

例を見てみましょう。キャラ同士に高低差があると、読者はなんとなく「上にいる方が強い」と感じます。2人のパワーバランスを絵で伝えられるのが、この構図の強みです。

他にも、「1人が階段の上に立ち、もう1人が下から見上げている」「1人が倒れていて、もう1人がそれを見下ろしている」といった構図でも、高低差を作れます。

② パースを強くつけてタテに広く見せる

【引用】陛下、今度は私が育てます!

手前に1人を大きく配置し、画面の奥(スマホ画面の上方向)にもう1人を小さく配置してパースをとる構図も有効です。例では、走り去る子供を手前に、置き去りにされる女性を奥に描いて2人の距離感を示しています。

タテに長いスマホ画面の中に広い空間を作れるのが、この構図の妙味。「タテだからこんな絵も楽しめるんだ!」と思ってもらえれば大成功です。

Point!
上下のスペースを活かして大胆な構図を作る!

4. まとめ

Webtoonの日常会話で使える構図パターンを紹介してきました。改めてまとめてみましょう。

  • カメラの角度や距離を変える

  • あえて顔を描かず、体のパーツやインサートを描く

  • 高低差や背中越しのパースといったタテの構図を使う

最後に、これらのテクニックを複合的に使った実践例をお見せします。

いかがでしょうか。かなり長尺な会話シーンでも、つい没頭してしまう構図になっていますよね。

今回紹介した構図例を適宜盛り込むだけでも、マンネリ回避に効果てきめんです。マスターすれば、ただの日常会話でも読者を惹きつけて離さない作品を目指せます。ぜひチャレンジしてみてください!

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