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キャラの“顔ドアップ”はここで使え! バストアップ・クローズアップがキマる場面例を理由から解説!

なぜ「アップ」で描くか。理由を説明できますか?

キャラの胸から上を描く「バストアップ」や、顔に絞って大きく描く「クローズアップ」は、描きやすさとインパクトのバランスが良く、多用する人も多いのではないでしょうか。

ですが、アップをくり返すWebtoonは単調になりがちで、キャラの顔がひたすら続く「顔芝居」になってしまいます。 便利な“顔ドアップ”の構図だからこそ、使い方にこだわり、メリハリのある作品を創りたいですよね。

この記事では、バストアップやクローズアップといった“顔ドアップ”の構図を使うべき場面例を、理由から丁寧に解説します!

1.“顔ドアップ”の効果とは?

まずは、キャラの顔を大きく描くアップ構図がもたらすメリットから、おさらいしてみましょう。

①キャラの表情や感情をダイレクトに伝えられる

【引用】100の魔石の大賢者

顔をアップで描く最大のメリットは、表情を通してキャラの感情をインパクトたっぷりに伝えられる点です。顔が大きければ、目元や口元によって構成される「表情」も描き込みやすく、キャラの気持ちを視覚的に表現しやすくなりますよね。当たり前の話ですが、理屈として覚えておきましょう。

【引用】無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません!(左)

ちなみに、“顔ドアップ”の構図は大きく2つに分けられます。顔や胸から上を映す「バストアップ(画像左)」と、顔全体やパーツ(目や口など)を画面いっぱいに捉える「クローズアップ(画像右)」です。

バストアップは、腕や上半身を含めた動きを表現できるのがメリットです。一方、クローズアップは顔を大きく映せるため、細かい表情を描き込めるのがメリットとなります。キャラの動きか表情か、どちらを重視するかによって使い分けましょう。

②見せ場で読者のスクロールを止める「ブレーキ」になる

Webtoonならではのメリットとして、スクロールの「ブレーキ」が挙げられます。

コマ間の空白を増やして情報量を調整するWebtoonでは、大切なシーンもスクロールの勢いで読み流されることが珍しくありません。そこで使えるのがアップ構図です。キャラの顔をしっかり描き込むアップ構図は情報量が多く、読者に「なんだ?」と思わせ、視線を釘付けにします。

具体例を見てみましょう。

いかがでしょうか。上の例のように、長いスクロールの終わりに印象的なクローズアップが来ると、つい目が留まりますよね。大事なコマを読み流させず、内容(ここでは主人公の絶望)を効果的に伝えるお手本になっています。

Point!
アップ構図は、読者の目を留めたい決めゴマにぴったり!

2.“顔ドアップ”の使いどころはここ! プロの作品からパターン例を紹介

描きやすい上に効果も絶大な“顔ドアップ”は多用しがちですが、使いすぎると単調になってしまいます。「こういうシーンで使う!」というパターンと理由を理解することが、顔芝居から脱却するための近道です。

ここからは、プロの作品を例に挙げながら、アップ構図の使いどころを解説していきます。

①怒り、悲しみ、焦り、覚醒…キャラの多彩な感情を視覚から伝える

先ほどもお伝えしたように、顔アップの魅力はキャラの感情を視覚からダイレクトに伝えられる点です。

とくにWebtoonでは、スマホの画面いっぱいにキャラの顔を映せるため、アップによるインパクトをより強く伝えやすいのです。

【引用】無能な継母ですが、家族の溺愛が止まりません!(左)
【引用】傷だらけ聖女より報復をこめて(右)

下から見上げるアオリの構図とアップを組み合わせると、威圧感が生まれます。怒りや敵意といった激しい感情を見せたいときにぴったりです。また、悪役に見下ろされてバカにされている場面や、圧をかけられているような雰囲気も表現できます。

【引用】100の魔石の大賢者

主人公であれば、強気な表情のアップ+アオリ視点によって、困難に立ち向かう希望や自信を表現できます。「これから逆転する!」という気持ちにさせたいときにぴったりですね。

【引用】かたわれ令嬢が男装する理由(左)
【引用】黒幕皇子が離してくれません(右)

反対に俯瞰の構図にすると、怯えや絶望といったネガティブな感情を強調できます。

【引用】俺だけスーパーヒーロー

キャラが焦りを感じているなら、冷や汗や視線の揺らぎを描写しつつ、カメラを少し傾けると不安感を煽れます。覚醒シーンは、怒りの表現と同様に、縦長の画面いっぱいにキャラの顔を描いて迫力を出すのがおすすめです。

②顔の一部をドアップしてキャラの考えを強調!

顔の一部に極端に寄る「クローズアップ」の構図を使う際は、「何を強調したいか?」を考え、アップにする顔のパーツを選ぶのがポイントです。

【引用】2周目の大魔導士は近接魔法で無双する

上の例では、鋭い目にフォーカスすることで、「自分の中で静かに思考している」様子を強調しています。

他にも、悔しい気持ちなら「屈辱に歪んだ口」、恥ずかしいときは「赤くなった耳」をそれぞれアップにするといった表現が考えられます。

人間は、思考や感情に応じて顔のどこかに変化が表れます。その部位を大きく映して読者に強調するのも、“顔ドアップ”の効果のひとつです。

Point!
便利な“顔アップ”だからこそ、使いどころのセオリーが存在する!

まとめ

キャラクターの顔や感情を強調できるアップは、非常に使い勝手の良い構図です。今回紹介したパターンや理由を参考に、あなたの作品づくりにも取り入れてみてください。

ポイントは、なんとなくでアップを描かないことです。しっかりと構図を吟味し、「このシーンはなぜアップなのか?」を他人に説明できるようになれば、自然とメリハリのあるWebtoonが描けるようになります。ぜひチャレンジしてみましょう。

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